spo2の正常値・基準値Q&A

spo2Q&Aでは、spo2数値(動脈血酸素飽和度)の正常値・基準値、spo2-sao2測定の目的、パルスオキシメーターについてQ&A方式で初心者向きに解説。

◆spo2測定が行われるケースについて

◆spo2測定はどのような目的で測定が行われるのですか?spo2測定が行われるケースについて教えてください。

◆spo2測定が行われるケースについて
 spo2測定が行われるケースについて見ていきましょう。
 spo2測定は、主に
●心不全
●呼吸不全
●拡散障害
●シャント
●肺胞低換気
 などの気管支系肺疾患の可能性や
●代謝性アシドーシス
●代謝性アルカローシス
●呼吸性アシドーシス
●呼吸系アルカローシス

 などの識別を確認する際に
●Pao2(動脈血酸素分圧)
 とともに検査が実施されまるケースが大半です。

 また、酸素飽和度の確認を必要とする、
●手術中のモニター管理
●在宅酸素療法の経過の確認

 などでも、パルスオキシメーターを使用した測定が行われております。
 特に近年では
●睡眠時無呼吸症候群(SAS)
 の簡易測定検査としてspo2検査が行われるケースが増えてきております。

◆Pao2(動脈血酸素分圧)とは?

◆Pao2(動脈血酸素分圧)とは?
 PaO2(動脈血酸素分圧)とは、肺における
●血液の酸素化能力
 を数値化した指標です。

 体内に蓄積した二酸化炭素は血液とともに肺に入り込み、呼吸とともに体外に放出されます。
 また肺は、取り入れた酸素を体内へ送り込む働きも同時に担っております。

 このような、酸素・二酸化炭素の交換をガス交換と呼びます。

 尚、健康者におけるPao2の平均値は
●100torr(mmHg)
 前後となっており、この数値は加齢とともに若干低下していく傾向にあります。

 Pao2の測定では、肺がしっかりと血液内に酸素を送り込む働きを果たしているかどうか?
 を測定しているのです。

◆動脈血炭酸ガス分圧(paco2)について

◆動脈血炭酸ガス分圧(paco2)について
 血液ガスの測定検査では前項のPao2の測定の他、
●動脈血炭酸ガス分圧(paco2)
 の測定も行っていくのが通常です。

 動脈血炭酸ガス分圧とは、血中内に含まれている二酸化炭素(co2)の割合を測定する検査で、この数値が正常範囲内にあるかどうかも大切な指標となります。

 肺は換気能力を正常に発揮することで人体の酸素割合をコントロールする重要な器官です。

 肺の換気能力のチェックを主に行う際には動脈血炭酸ガス分圧(paco2)を指標とします。

 尚、健康者における動脈血炭酸ガス分圧の基準値は、
●約40torr(mmHg)
 近辺に数値が維持されているのが通常です。

〜ポイントのまとめ〜
★spo2検査は主に気管支系肺疾患や喘息、睡眠時無呼吸症候群の検査として行われる
★Pao2は加齢に伴い低下する
★肺の換気能力チェックでは動脈血炭酸ガス分圧(paco2)が指標となる

◆酸素飽和度測定器・家庭用パルスオキシメーターの基礎知識

◆測定結果から疑われる病気・疾患の可能性